ネットトラブルとは見えているようで見えていない・気づけるようで気づけない危険な渦です。
けれど、対策は幾度となく紹介した通り、タイトルにもした通りあります。
スマホやSNSの普及で便利になっていく私たちの生活。
便利になっていく事は決して悪い事ではありませんが便利さに比例してネットトラブルも増加傾向にあります。
インターネットの性質を利用した犯罪・事件も多様化していて便利なものを、ただただ便利に使えないのは悲しい事ですが、嘆いていてもトラブルに巻き込まれるリスクが軽減する事は決してありません。
自分自身は勿論、家族や友達、大切な人を横行するネットトラブルから守るために事例や対策を探っていきましょう。
ネットトラブルとは?その定義は?
定義と言うほど大げさな枠は有りませんが、ネットトラブルとはインターネットの利用に伴って起こる何かしらの(フリマアプリ関連やネットショッピング・SNS利用時の個人情報の漏洩など)アクシデントを指します。
上記で上げたトラブルには勿論気を付けたいのですがネットユーザーが巻き込まれやすい事案についても確認しておきましょう。
情報商材詐欺にご用心!
情報商材詐欺と言われると何を警戒して良いか判らない!と思われるかもしれませんが、平たく言うとネット上で売買されている情報を指します。
「楽して稼げちゃう」や「これさえしたら絶対お金持ちになれる」といったような事を謳っていノウハウ・ハウツー等の「情報」が売られているのを見たことがある!という方もいると思いますが考えなしに飛びついてしまうと高い確率で後悔します。
現に実際に手元届いた商材が思っていたのと全く違ったり、試しにとにかく説明通りの作業を実施したけど全く収入につながらなかった!という相談が国民生活センターに多く寄せられているのが現状です。
「ちょっとの出資で絶対成功する」とか「絶対に儲けさせます」といった宣伝を大々的に行って広告を見つけたら、まずは、その情報商材に対しての遠慮のない口コミをしっかり調べるなど(サクラにも要注意)冷静な判断と対策が必要ですね。
クリックする際の安心材料、儲からない場合の返金保証を謳っていても慎重になりましょう。
そして、まず飛びついてしまう前に明記されている連絡先に本当に連絡がつくのか等もよく調べたうえで行動しましょう。
あなたのSNSアカウントも狙われている?乗っ取りに気を付けよう
悪意ある第三者がSNSの情報を入手する方法は意外と単純だったりします。
ネット知識を駆使して誰かの端末に侵入して奪ってくるなんて大変なことをする人はおそらく居ないのではないでしょうか。
まずはターゲットに言葉巧みに近づき、さり気なくIDやパスワードを聞き出そうとします。
また知り合いを装って何かと理由をつけ携帯の番号を聞き出したり認証情報を聞き出したりする手口が主流です。
主流の手口だけに気を付ければ良いわけではなく、実は他にも何気なくSNSで気になった投稿や記事の続きを見ようとしたら突然「アプリ連携」や「SNS認証」を要求されることがあります。
例え続きが気になるような記事の描き方をしていても安易にアプリ連携などしてしまうと第三者があなたのSNSに侵入してきて勝手にメッセージを投稿するなど悪用されてしまうケースもありますので充分に気を付けましょう。
巧妙になるネット上の振り込め詐欺にも気を付けよう
一見騙される方がどうかしてる!と思うような振り込め詐欺ですが、その手口は巧妙で、いざその立場になってみると充分にその被害に遭う可能性が高くなってしまうものです。
そんな巧妙な手口について簡単に紹介してみたいと思います。
ネット上で被害に遭う詐欺の場合手口はより巧妙になっていて例えば全く融資する意思がないのに「融資させていただきますので手数料を振り込んでください」と言った話術で展開していくケースもあるようです。
藁にも縋る思いで融資を希望する人は居ると思いますがネット上で擦り寄ってきた、会ったこともない相手を安易に信用すべきではないですね。
そしてもちろん、ご自宅の固定電話に掛かってくる電話に関しても不審に感じた電話を受けたらまずは家族・警察に相談しましょう。
大事な財産、振り込んでしまわないでください。
還付金がる・あなたの口座が使われている可能性が有る・事故を起こした・鞄を無くした・家にお金がいくらあるか等確認するような不審な電話にはまず応対しないのが一番。
直ぐに電話を切りましょう。
そんな詐欺に遭わない為にも電話はあらかじめ留守電に設定しておくか、防犯グッズの会話を録音している旨のガイダンスの流れる電話に変えるなどして財産を守ってほしいと思います。
ニュース・キャンペーン等で繰り返し警戒が呼びかけられていますので対処は決して難しくは無いと思いますが、こういった所で財産を守れても悪意ある第三者はあの手この手であなたの財産を狙っています。
悪意ある、その第三者はSNSからも情報を探っています。
SMSを用いた架空請求も巧妙化しているので気を付けよう
SMS、いわゆるショートメッセージサービスを利用して架空請求を送り付けてくるネットトラブルも多いのが現状です。
そして脅されて払い込んでしまう被害が未だに多くあります。
知名度の高い実在する会社名・債権回収代行会社を名乗り「未納料金がある」「放置したら法的手続きに移行する」と言った趣旨のメールを送り付けてくる、アレです。
強く脅してきますが、基本的に身に覚えがない請求なら、こちらも強気に無視して頂いて全く問題ありません。
ただ、もしかしたらあの時の操作?と不安に思う要素があるなら一度消費者センターなどに相談してみるのも有効ですね。
どんな脅しをかけてきても、そこに記載されている連絡先に慌ててコンタクトを取る事は控えて下さい。
まず、素直にそこにコンタクトを取ってしまう前にネットで検索して同様の被害?を訴えている人が居ないかなど確認を行いましょう。
そして繰り返しになりますが心当たりがない場合は「無視」してください。
コンタクトを取ってしまうと個人情報を引き出されてしまう可能性が有ります。
また、未納料金や法的手続きといった強い言葉以外に「お客様の安全の為にアカウントを停止した」という趣旨のメールを送り付けてくる事も有ります。
これを素直に信じて誘導されるままクリックして求められるままカード番号や個人情報等を入れてしまうと金銭的被害を被る可能性が極めて高くなりますので即削除でやり過ごしましょう。
悪意ある第三者は、あの手この手で付け入ろうとしますが、どういった手口が流行っているか把握しておく事で被害を未然に防げますね。
こういった手口も流行ってる?ようですので充分に気を付けて頂ければと思います。
オークション・フリマアプリのトラブルにも用心しよう
欲しい物をオークションで見つけた時、やっぱ嬉しいし利用したくなりますよね。
でも確認を怠り無防備に飛びついてしまうとトラブルにつながる可能性が充分にあります。
よく有る話ですが代金を振り込んだのに商品がいつまで待っても送られてこないと言った事例や商品が届いたには届いたが偽物だったといったケースは少なくありません。
またオークションで落札する際に気を付けたいのが支払い方法の部分ですね。
必ず騙されるという事を言っているわけではないと断らせていただいた上で、代金を先払いした後に急に相手と音信不通になってしまうケースも少なからずあります。
直接取引を持ち掛けられ気持ちよく応じたら詐欺だった!と言ったケースも無いわけではありません。
ネット上のやり取りはどうしても相手の顔が見えません。
本当に自分が取引している相手が信用に値するのかの見極めが難しいですね。
そのあたりを見極めるための指標が出品者の評価の部分になるのではないでしょうか。
あまり気に留めない!と言う方もいるかと思いますが、出品者の評価のチェックは事前に行いましょう。
何気ないSNSへの書き込みが空き巣事件に発展?!
これも最近よく聞く事案になっているかと思いますが、旅行だったり出張だったりの情報をリアルタイムで投稿する事で家が無人になっている事を間接的に教えてしまい、結果被害に遭ってしまう事が有ります。
旅行中や出張中以外にも日頃からプライベートな投稿を行う際は自宅の特定に至ってしまうような情報が一緒に写り込んでいないか等、充分に気を付けながら投稿しましょう。
居住地の特定に執念を燃やしている相手だと室内の写真でも物件情報サイトなどから割り出してくる場合もありますので慎重に成りましょう。
という事で気を付けたいネットトラブルをまとめていきたいと思います。
- 情報商材詐欺
- SNS等のアカウント乗っ取り
- 巧妙になる振り込め詐欺
- SMSで送り付けられる架空請求
- オークション利用時のトラブル
- SNS上でのプライバシーな書き込み
ネットトラブルはどうしたら防げる?
ここまで相手の手口などを一気に紹介してきましたが、大事な財産・大事な個人情報を守るために出来る事って、どんなことが有るのでしょう。
被害に遭わないための堅実的な第一歩としてIDやパスワードの使いまわしを避けて、且つ複雑な推測されにくいパスワードを設ける事を推奨します。
そして明らかに怪しいと感じるサイトにはアクセスしないのが一番ですね。
迂闊にアクセスしてしまうと良いカモにされる可能性が大です。
ただ最近はユーザーを警戒させないようにごく普通のサイトを装っているケースもあるようです。
特にフィッシングサイトなどでは本家のサイトをそっくりコピーしているケースも珍しくありませんのでユーザーからしたら一層、判別が難しくなっています。
昨今は金融機関や宅配業者・通信事業者を名乗ってショートメールサービス(SMS)経由でフィッシングサイトに巧みに誘導する手口も増えてきているようですので記載されているURLは安易にクリックしない方が賢明ですね。
そして、これも同じ話の繰り返しになってしまいますが、ネット上で公開する情報は、ある程度限定したほうが良いですね。
ネットで公開した自身の情報は日本国内は勿論、海外からも閲覧が可能になります。
今まさに自分がネット上に上げようとしている情報は本当に全ての人に見られても支障のない情報か否か正しく判断しましょう。
正しく判断した上で支障がない物だけをあげるようにしましょう。
また、ネットを利用するのは大人だけではありませんね。
子どもが誤った使い方をした結果トラブルに巻き込まれる事態を避けるためにも必要に応じフィルタリング機能を利用するのも有効です。
特に出会い系・マッチングアプリに安易にアクセスさせないように管理・指導を徹底したいところですね。
子どもであっても、こういったサービスを機にトラブルに巻き込まれるケースが増えています。
子どもも大人も安心してインターネットを利用できるように適宜フィルタリング機能を使うのに加え、ある程度、守るべきルールを設けましょう。
そして、もしもの時、どこに相談するのが適切なのかという事をある程度把握しておくのも意味が有ります。
差し迫った危険があると感じた時は各都道府県警察に設けられているサイバー犯罪相談窓口を利用しましょう。
法的措置などのまた違う手法の「脅迫」に関しては国民生活センターの相談窓口等を利用しましょう。
ネットトラブルは油断している人だけが巻き込まれる物ではありません。
トラブル回避の為に出来る対策は積極的に行っていきましょう。
トラブル回避に欠かせない5つの大事なポイント
という事で意識したい5つのポイントをあげていきます。
- ID・パスワードの管理の徹底(推測されにくい物を使い且つ使い回しをしない等)
- 怪しいサイト・URLへのアクセスを避ける
- ネット上で自分の情報の発信をする際はある程度、公開する情報を限定する
- 子どもにネットを使わせる際は適宜、フィルタリング機能を利用する
- 困った時の相談窓口を事前にある程度、把握しておく
という事でネットトラブルとは、どんなものか。
どんな手口が流行っているのか、そしてトラブル回避のポイントについて紹介してきました。
ネットトラブルの中の誹謗中傷の被害に遭われた方は下記へ相談してみる事をお勧めします。
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