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ネットトラブル違法 民事一般 画像無断使用 肖像権

ネットトラブルの中でも違法になるSNS画像無断使用と肖像権について解説

2020-08-24

インターネットが普及して、ユーザーが増える中、その便利さに比例して起きるのがネットトラブルですね。

SNS画像無断使用も、その中の一つとなっていて、今回は、この画像の無断使用に付随するトラブルについて詳しく見ていきましょう。

けれどその前に、まずは肖像権について簡単に解説していきたいと思います。

その肖像権の概要をシンプルに述べるなら全ての人が有する権利という事になります。

今回は実は著作権とも密接に関わっている肖像権を徹底深堀していきたいと思います。

肖像権とは

肖像権(しょうぞうけん)はシンプルに言うと肖像(容姿だったり、その画像)に帰属した人権の事を指します。

大きく分けるなら人格権と財産権の2つに分けられ、プライバシー権の一部として位置づけられるものもある。

肖像権は人格権の一部としての権利の側面と肖像を提供する事により対価を得られる財産権の側面を持ちます。

よって他人から無断で写真・映像を撮られ、無断で公表されたり使用されたりしないように主張できるものです。

尚、肖像を商業的に使用する権利をパブリシティ権と呼びます。

一般人か有名人かを問わず誰も他人から断りなく写真を撮られたり過去の写真を許可なく第三者の目に晒される等の精神的苦痛を受けることなく平穏な日々を送る事が出来るという考え方はプライバシー権同様に保護されて然るべき人格的利益と考えられています。

尚、日本国内に於いては日本国憲法第21条に表現の自由が明記されていて肖像権に関する事を法律で明文化したものは存在しません。

言い換えれば刑法等により刑事上の責任が問われる事はありません。

但し民事上に於いては人格権・財産権の侵害が民放の一般原則に基づき判断され差止請求や損賠賠償請求が認められるケースがあります。

※自分でSNS上に投稿した画像等には反映されません。

原則、肖像権は認められないが法廷内に於ける刑事被告人の様子を描いた絵を公表した場合に肖像権の侵害が認められるケースもある。

また人間以外の対象の場合(動物など)たとえパブリシティー価値を持つものでも肖像権は認められません。

快適にSNS等を使う為に肖像権の部分も適度に意識して、誰もが快適にSNSのサービスが利用できるようにしていきたいですね。

肖像権を侵害されて慰謝料を請求したい時はどう動くべき?

肖像権侵害に遭った時、慰謝料の相場って幾らぐらいなのでしょう。

また、慰謝料を請求したい時、慰謝料より何より、とにかく直ぐに削除して欲しい時、どう動くべきなのか等を確認していきましょう。

まず、結論として肖像権を侵害された場合の賠償額の相場は一般市民の場合は10万~20万とされています。(著名人はこの限りではないとされています

安い!と感じるか妥当と感じるか、受け止め方は個々に違うかと思いますが相場としては、このようになっています。

某有名人が勝手に写真を撮られ、挙句ばら撒かれたケースでは20万円の賠償命令が下されたそうです。

また、某作家さんの奥さんが盗撮され写真が公開されてしまったケースでは異例とも思われるかもしれませんが110万円の賠償命令が出されました。

相場から見て明らかに高額で驚かれるかと思いますが、後者のケースの場合は撮られるリスクを予見するのが難しいような密室に近い場所で撮影されたために、その金額は跳ね上がったとされています。

ただ、現状として、肖像権の侵害で100万を超える賠償というのは期待できませんね。

肖像権は改めて述べると、他人に無断で自身を撮影される・晒される事を拒否する事が出来る権利でもあります。

肖像権を侵害されたと感じたら、こう動くべし

肖像権を侵害されたら、出来る事は2つあります。

まず、肖像物の投稿者、投稿者に連絡が付きそうにない場合はサイトを運営している所に削除の申し立てを行いましょう。

侵害が起きたのが個人のブログ等であればメールだったりTwitterなど連絡先がどこかしらに表示されている事も多いので、まずは、そこからコンタクトを取り削除を申し立ててみましょう。

法人が運営しているような場合であっても、サイト内のどこかに「お問い合わせフォーム」が有るはずですので削除して欲しい旨を伝えましょう。

それでも事態の好転が望めない、真摯な対応をしてもらえない場合は民事訴訟も視野に入れて良いのではないでしょうか。

という事で民事訴訟について解説していきます。

肖像権の侵害に於いて可能となる法的措置は画像や動画の差止請求・損害賠償請求があります。

差止請求はその名の通り、不法行為の停止を求めるもので、肖像権を侵害された場合ですと第三者によって公開されてしまった画像・動画を削除させるように裁判所に申し出る事を指します。

また精神的ダメージに対しては損害賠償を請求する事で慰謝料を求めることも出来ます。

肖像権を侵害してしまわないために知っておきたい事

そんなつもり全くなかったのに自分の行為が肖像権を侵害していた!なんて事にならないためにも、どんな事に気を付けなければならないか等のポイントを確認していきましょう。

まず深く考えずシャッターを切った結果、肖像権を侵害してしまった!という事が無いように顔が映り込まないように気を付けたり、顔が写る事が避けられない場合は相手に同意を得る事も重要になります。

また、誤解している方も多いかと思いますが「写真を公開していないから無断撮影という行為はセーフ」という判断は間違っていますね。

これ実は、人物が特定できるように写してしまえば撮影した時点で肖像権を侵害している事になります。

また撮った写真はちゃんと加工するから侵害には当たらないだろうと思われがちですが、侵害になってしまいます。

写真を無断で使用された、してしまった場合

まず、自身が撮影した写真・自身が写っている写真を無断で使用された場合、どんなアクションを起こすのが正解なのか見ていきましょう。

まずはサイトの管理人やプロバイダに削除依頼を行いましょう。

仮にあなたの性的な画像だったり動画ったりが、本人の同意が無いまま掲載された、若しくは掲載してばら撒くと脅迫された等、危険性が生じている場合は直ぐに最寄りの警察署に相談して下さい。

無断で使用された写真が個人の特定が可能と思われる場合、肖像権の侵害に当たる可能性があります。

自撮りを勝手に他人が公開する行為は著作権の侵害に当たります。

サイトの管理人・プロバイダに即刻削除するなど、然るべき対応をしてもらいましょう。

という事で、自分の写真を勝手に使われた時の対応を紹介しましたが、その逆で安易に自分が他人の写真をネット上に載せてしまった場合、どうするべきなのかも確認しておきましょう。

顔写真を悪用されたら相談先は警察で良いの?

困ったら、第三者によって迷惑を被った場合、まずは警察?と思うかもしれませんが、こういった事案は民事になりますので、民事の場合は残念ながら警察は動きません。

相手が真摯に対応する態度を見せない、徹底的に戦いたい!という場合は弁護士に相談してみましょう。

専門家による法律相談サービス等を適宜活用するのも最善策ですね。

他人の写真を無断で転用してしまったら?

悪意が無いまま行った事でも、大事なのは、やはり、もしも当該者から削除依頼を受けたら真摯に応じる事ですね。

そして許可を得られないまま安易に他人の画像を使わない事が重要ですね。

即刻削除する事で相手が納得して万事解決となれば良いのですが勝手に画像を使った事で相手が迷惑を被っていれば損害賠償と言ったところまで発展してしまう可能性もあります。

請求される金額自体、思ったより低額に感じるかもしれませんが、たいした犯罪ではないと思われるかもしれませんが他人に迷惑になる行為・他人が不快になる行為は控えましょう。

写真の無断使用、慰謝料を請求する流れを解説

まず、写真を無断でネット上で使われて結果、肖像権等侵害された場合、民法で定められている不法行為による損害賠償責任を理由に慰謝料の請求が可能です。

また違法性が低い場合の相場額は低くなっていますが、それが盗撮された場合等は精神的苦痛の度合いは当然高くなりますので相応の慰謝料は請求可能です。

更に写真だったり動画だったりが拡散され、結果として誹謗中傷等の被害に発展した場合には誹謗中傷を行った人物を特定した上で慰謝料を請求する事も可能です。

勿論個人が誹謗中傷を行った人間を特定し慰謝料を請求するのは難しいので、こういった事案も弁護士に相談しましょう。

人の写真を勝手に載せるとどんな罪に問われる?

ここでは他人の写真を勝手に許可なくネット上で載せた場合、どんな罪に問われる可能性があるのか見ていきましょう。

こういった行為は人格権の一種、プライバシー権のうちの情報コントロール権に含まれる肖像権を侵害する違法行為となります。

違法行為となるものの、この肖像権を侵害する行為に対して処罰する法律が無い為、警察に逮捕されたりといった事は有りません。

被害者感情からしたら、これは納得できない部分になるかと思いますが肖像権侵害に対して刑事罰・罰則が無いというのが現状です。

ただ、悪質と判断された場合、話が違ってきます。

例えば画像をアップして、そこに見出し・説明で「この人物は〇△事件の犯人!」と言ったコメントや被写体となった人の社会的名誉を低下させる表現を掲載場合等、名誉棄損罪という、また異なる罪で3年以下の懲役・禁錮、若しくは50万円以下の罰金に処されます。

そして民事上に於いても名誉権の侵害に当たる為、慰謝料を支払う義務が生まれます。

また、社会的名誉を低下させるとまでは言えないような文言だったとしても名誉感情を害する表記をした場合(例えば画像の上に「ブス!」「デブ!」「クズ」などと表現して記載した場合)

侮辱罪(刑法231条)に問われる可能性があります。

侮辱罪に問われると拘留・若しくは過料に処され、民事上に於いても他人の名誉感情を侵害したとみなされますので不法行為に基づいて損害賠償(慰謝料支払)の義務を負います。

人の写真を勝手に送る行為に付随するリスクと罪

他人を撮影した写真を勝手に別の人に送るとどんな罪に問われる?

そもそも、何気なく行ってるような行為だけど罪に問われることも有るの?

意図的でなくても、よく考えないで行ってしまう、その行為が誰かに迷惑をかけているかもしれません。

送信ボタンを押してしまう前に、ここで、その行為に付随する「危険因子」を確認していきましょう。

まず、こういった行為には当然ながら肖像権・プライバシー侵害の可能性も出てくるわけですが。

悪意なんて一切なかった場合も、時に写真に一緒に写っている人を犯罪に巻き込む可能性があり、事態がとんでもない方向に転がってしまう事も有ります。

例えば、こんな話、聞いたことがあるかもしれませんが、昨今のスマホにはGPS機能が搭載されていますよね。

これ、アプリを利用する際にも活躍してくれるのですが撮影時に写真に位置情報が付いていた場合、その危険性は容易に想像はつきますよね。

その気になればGPSの情報と写真に写り込んだ景色等から、エリアを特定する事は可能です。

結果、知らない人から声を掛けられたりストーカー事件に発展したりする危険性は有ります。

そういった事を既にしてしまったが、別段、事件も何も起きてない!という方は、自分がしたことが所詮、大した事ではないから、ではなく幸いにも何事も起きなかったという事になります。

こういった軽率な行動が原因で人間関係が立ち行かなくなったりするケースもあります。

また、法律・犯罪といったところまで大問題にならなくても、友達・知り合い・浅い付き合いのママ友との関係にヒビが入る可能性もありますね。

友だちとのランチは楽しいかもしれませんが、皆と集まって充実した瞬間の写真は、ついSNSに投稿したくなると思います。

けれど、自分以外の人達が映っているのであれば、自分のSNSに、その写真を投稿して問題が無いか、そこにいるメンバーに確認しましょう。

写真をアップされると都合が悪い!という人も居れば、たまたま、その時に撮られた表情が自分の中では気に入ってないから載せないで欲しいという人が居ても不思議ではありませんね。

その辺の確認を怠り、勝手にアップしたり、まして、その写真を一緒に写り込んでいる人に許可なく他人に送るなどと言う行為は控えましょう。

他人が映っている写真を別の誰かに送りたい場合は、その人に許可を得る必要があります。

他人にあげたところでバレないだろう!という考えは捨てて頂きたいと思います。

という事で、総じて述べるのなら肖像権は侵害しない・させないという認識で、まずは相手の許可を得るという事を徹底して頂ければと思います。

そして肖像権の侵害が悪質と感じた場合は警察ではなく弁護士を頼る事を推奨します。

肖像権は全ての方が有する権利ですので、当然ながら誰かに意図的に悪意をもって侵害されて良い物ではありません。

次に著作権とも密接に関わっている肖像権を徹底深堀していきたいと思います。

肖像権の中のプライバシー権について

冒頭でも少し触れましたが、肖像権は二つの側面を持っています。

一つはプライバシー権、そして、もう一つがパブリシティ権ですね。

まずは、その中のプライバシー権について紹介していきたいと思います。

プライバシーについても、当然ですが誰も皆、守られるべき権利ですね。

ただ、これら二つを有する肖像権は法律により明文化されているわけではありません。

だからと言っても、勿論、軽視されていいモノではありません。

この権利が侵害される可能性がある事って、どんな事が有るのでしょう。

プライバシー権が侵害される可能性がある行為

プライバシー権は今も述べたように誰もが有する権利なわけですが、例えば、その個人を特定できてしまう要素が詰め込まれた写真や動画を勝手に撮影したりされないように主張できる権利も有しています。

勿論、自分の容貌を第三者によって公衆の面前で勝手に晒されてしまう行為は人格権を侵害されている状態に相当します。

侵害は、されても、しても嫌な気持ちになりますので写真撮影やSNSアップ時は特に気を付けましょう。

他人のプライバシー権を侵害して良い権利なんて、誰も有していません。

他人を撮影する時・SNS等にアップする際は、プライバシー権の性質を意識しながら行動しましょう。

悪意なんて無かった!プライバシー権なんて知らなかった!では済まされません。

道徳的な話になりますが、もし自分が配慮に欠ける写真を勝手にアップされて、プライバシー権を侵害されたら、どんな気持ちになるか。

そんな基本的な部分を意識・考えた上で行動する事も大切ですね。

肖像権のうちのパブリシティ権について

肖像権の中のパブリシティ権について述べていきたいと思います。

パブリシティ権って、余り聞かないし、プライバシー権より更に意識する機会が少ないのではないでしょうか。

けれど肖像権の侵害を避けるためにも知っておいて欲しい部分になりますのでスルーせず、お付き合いいただければと思います。

パブリシティ権は芸能時・スポーツ選手といった、既に素顔も氏名も多くの人が知っていて、商業的価値をも持つ著名人の肖像権に備わっている権利を指し、財産権の側面を持っています。

テレビや映画で活躍するタレントだったりアーティストだったり俳優だったりは、雑誌で顔写真を掲載する機会も多いですよね。

また沢山の大衆を引き付ける事で経済的な効果を生み出す力も有していますね。

著名人の肖像権についてはプライバシーは勿論、財産的価値を持つパブリシティ権としても適切に保護される必要があります。

肖像権を侵害してしまう可能性のある行動

そもそも肖像権は、幾度となく述べているように明文化されていない為、境界線も曖昧なのが現状となっています。

この為、これまでの事例を見ながら自分の行動が侵害に当たってしまわないように気を付けるのが適切と言えます。

特に注意すべき点は以下の3点ですね。

  1. 偶然見かけた有名人の顔を写真撮影する
  2. 個人の容貌をありのまま撮影・記録し誰でも気軽に見れる媒体で公表する
  3. 特定の人物を無断で撮影し、その画像をネット上で勝手に公開する

こういった行為は肖像権の侵害になる可能性が非常に高いですね。

可能性が高いという表現を選んだ理由としては、肖像権の侵害と認定される基準は被撮影者の受忍限度を大いに見て判断される傾向にある為です。

もっと言えば、容貌を撮影した場所だったり目的だったり、被撮影者の社会的地位等、その影響度を考慮した時、社会生活上で必ずしも大きなダメージが生じるとは考えにくいと判断された場合は肖像権侵害が認められないという判断に至ります。

判り易く言うなら、誰もが通る可能性のある公共の場を、ただ通行していた時に、その姿が偶然映り込んだ、というようなケースでは心理的負担を与えるものではないとして肖像権侵害とは言えないという判断が下されます。

判断に当たってのポイントは4つありますね。

  • 有名人か否か(経済的価値の有無)
  • 人物がはっきり特定できる状態か
  • その場所が秘密性が低いのか高いのか(公的な場所、駅などは秘密度が低い)
  • 拡散性が高いのか低いのか(SNSは確かに拡散性が高いが友人にメールで送信しただけであれば、その範囲は狭いと判断される)

併せて著作権との関連についても述べていきたいと思います。

肖像権と著作権、どんな位置関係?

冒頭でも少しだけ触れましたが肖像権と著作権は意外と密接に関係しています。

では早速、その関係性に迫っていきましょう。

タレントや俳優・アスリート等が持つ肖像権は財産権の側面も当然ありますので著作権とも関連が深い部分になってきます。

簡単に言えば、とある芸能人が写真を撮られ雑誌に掲載されたとします。

この時、その雑誌に対し著作権として権利が保護されます。

けれど一方で、勿論、芸能人の写真にも肖像権を有します。

肖像権を理解する時、併せて著作権との関連性も含め、その価値だったり特徴を正しく把握する事が重要になります。

肖像権が有するパブリシティ権は法的には明確な明記がされてないものの判例により権利保護の重要性が示されています。

昨今、ネットを通じ、誰でも容姿が大衆の面前に晒される可能性がある為、一般人が肖像権の侵害に遭っても別段、不思議な事でも珍しい事でもありません。

謀らずとも自分が肖像権を侵害してしまわないためにも今回紹介したことに留意して頂いた上で快適にネットを利用していただければと思います。

 

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