昨今、ネットトラブルの種類は様々で、色んなトラブルと隣り合わせという認識を頭の片隅で意識しておかないと色んな事に巻き込まれかねない時代です。
トラブルの種類、ユーザーを巻き込む「手口」も膨大という事になるわけですが、これらは当然ですが相談は一か所で手広く受け付けているという事はありません。
誹謗中傷・風評被害の解決に力を入れる窓口もあれば副業系等のネット詐欺の解決に力を入れているところもあります。
なので遭遇してしまったトラブルの種類に応じて当然ですが相談窓口も異なります。
という事で今回は相談から解決までの流れをトラブルの種類別に追って解説していきたいと思います。
ネットトラブルで各種相談センターを利用した人たちの口コミ
ネットトラブルに巻き込まれた方が各相談窓口で相談して、どんな手続きを行いどんな流れで解決に至ったのか、流れの解説を行う前に、利用者の声にも迫ってみましょう。
実際に相談センターを利用した人たちの口コミについても、まとめていきたいと思います。




皆さん、相談したから全て万事解決!という訳ではありませんが気持ちを軽くする事が出来ているようですね。
まずは誰にも相談できず思い詰めて重く張り詰めた気持ちを打ち明けてみる所から始めてみましょう。
ネットトラブルに遭い悩んでいる人たちの相談窓口の敷居は決して高くは有りません。
解決するために、こういった所から確実な一歩を踏み出しましょう。
では、ここから、もう少し踏み込んで解説していきます。
ネット被害別に相談窓口が異なりますので以下で紹介していきます。
ネット被害別相談窓口の特徴など紹介
ネット被害と一言で言っても遭遇する可能性が有るトラブルは1つではないですね。
近年、ネットに関係したトラブルは増加の一途をたどり、またトラブルに巻き込む手口も巧妙・且つ多様化しています。
その中でも増加の一途を辿っているのは詐欺・悪徳商法に付随するサイバー犯罪(インターネット被害)ですね。
遭遇したトラブルに応じ相談窓口も違うわけですが、その窓口の利用の流れなどを簡単に見ていきましょう。
まず、自分が巻き込まれたトラブルは、どこの窓口が最も適しているのか判断に迷う!という場合は「インターネットホットライン連絡協議会」を確認してみましょう。
自分がコンタクトを取るべき窓口が判断できるようになります。
では下記に巻き込まれたトラブルごとに適した相談窓口を案内したいと思います。
巻き込まれたトラブル | 相談に適した窓口 | 窓口に関する情報 |
ネットを利用していて詐欺に遭った | サイバー犯罪相談窓口 | 警視庁ではサイバー犯罪に特化した対策組織が設置されていてネット上で発生した色んなトラブルの相談を受け付けています。 画面上の案内・注意事項をよく確認の上で窓口を利用しましょう。 |
架空請求や通販詐欺に遭った | 消費生活センター | ネット通販等で詐欺に遭ってしまった場合の窓口もサイバー犯罪相談窓口で問題ないように思えますが、もしネット通販詐欺や身に覚えのない架空請求を受けた場合は消費生活センターの相談窓口を利用しましょう。 |
不正アクセス・コンピューターウイルスに感染した | 独立行政法人情報処理推進機構(IPA) | 身に着けた専門的知識を悪用してウイルスを作成して広めて沢山の人を困らせてやろうと目論む人の思惑通りにコンピューターウイルスに感染してしまったなど何かしらの被害に遭ってしまったら「独立行政法人情報処理推進機構(IPA)」に相談しましょう。 こちらでは「コンピューターウイルス」に関する届け出や「不正アクセス」に関係した届出が出来るようになっています。 ページ案内に沿って届出を行ってください。 |
通信販売を利用中にトラブルに遭った | JADMA 通販110番 | 消費生活アドバイザーや専門的資格を有するスタッフが丁寧に対応してくれます。 |
フィッシング被害に遭った | フィッシング110番 | 銀行だったりクレジットカード会社を装ってメールで個人情報を引き出す手口が主になっています。 そんな被害に遭った場合も警視庁で設置しているフィッシング110番に相談してみましょう。 |
という事でネット上で起きやすいトラブルや被害と、その相談窓口について紹介してきました。
基本的な事ですが、とにかく一人で悩んだり一人で行動したりしないという事が大切です。
ここで、特に困っている人が多いと言われている架空請求の中のアダルトサイトの請求の対応について補足的に説明していきたいと思います。
アダルトサイトの請求は無視でOK!具体的な対処法を解説
なかなか恥ずかしくて、トラブルが起きても簡単に人に相談できないのがアダルトサイト閲覧時に起きる問題ではないでしょうか。
アダルトサイトをコッソリ閲覧していたら突然、「登録完了」の文言と共に法外な金額を請求されて困っている!という方は必見です。
直ぐに画面を閉じて「架空請求に決まっている!」と判断できたとしても、不安は付きまといますよね。
実際、後日、架空請求の書面を受け取る方が多いようです。
名目は「利用料」「登録料」「退会料」と様々ですが、いずれも架空請求です。
これらは、どういった方法で請求されてくるのでしょうか。
多いのはハガキや封書・電子メールだったりSMSを用いて架空請求の文面を送りつける手法ですね。
そして重要な事ですのでまず、先にハッキリ述べておきたいと思います。
その請求された利用料金・登録料金・退会料は、もちろん払う必要は有りません。
いわゆる「ワンクリック詐欺」に該当する可能性もあります。
当然ですがこの時点で、まっとうな、法的な契約は成立していません。
なので絶対に慌ててお金を払ったりしないようにしてください。
では具体的にワンクリック詐欺とはどんなもので、実際にアダルトサイトから請求を受けてしまった時は、どう対応するべきかを見ていきましょう。
また、中には請求書を画面上で提示するだけでは済まなくて直接電話を掛けられるケースもあります。
いずれの手口にしても基本的に毅然と無視して頂いて問題ないのですが、気持ちが折れそうになる瞬間もありますよね。
そんな時、我々利用者は、どう対策していくのが最良なのでしょう。
アダルトサイトから架空請求の電話を受けたらどうする?
通常はアダルトなコンテンツを閲覧しただけでは相手にこちら側の連絡先等の情報が流れる事は無いのですが、何かのキッカケで伝わってしまう事も有ります。
伝わってしまえばその情報をもとに、あの手この手で架空請求で不当に催促される事が有りますが、繰り返しになりますが、これは払う必要がありません。
そして絶対に相手にコチラからコンタクトを取るような事はしないでください。(電話をするなど)
こちらから電話などしてしまうと同業者間で電話番号等の情報が売買されて度々被害に遭ってしまう可能性が高くなります。
けれど、もしも掛けてしまった場合、相手と直接話す事が有る場合は会社名・担当者名を聞いておきましょう。
もちろん相手はまっとうな商売をしてないので一定の会社名・担当者名ではない事もしばしばですが、時に、設定?を使いまわしている事が有りますのでメモしておいて今後、似たような事例が起きてしまった場合の対策に活かすのも有りですね。
また、請求金額の根拠も確認してみてください。
平均的に払おうと思えば払えない額、10万程度の請求をしてくる事が多いのですが、そもそも会員登録・退会料名目ではあまりに高いですよね。
なので請求金額の根拠を突っ込んで聞いても良いでしょう。
また、着信履歴から照会サイトで電話番号を検索して見る事も重要です。
「東京くらしWEB」というサイトに於いて架空請求被害を未然に防ぐ為に架空請求事業者の情報を発信しています。
この中に、或いはあなたが受けた電話番号が含まれている可能性もあります。
例え事業者が判らなくても電話番号から検索する事も可能ですので確認してみましょう。
※勿論全ての架空請求業者を網羅しているわけではありませんので検索を掛けたところでヒットしない場合もあります。
そこに出てこないから、あなたが受けた電話が架空請求業者からのものではないとは言い切れません。
そして、もう一点、重要になってくるのが会話の録音ですね。
後に触れますが、架空請求にも関わらず業者側が裁判を起こすケースもあります。
基本、対応すれば負けることは無いのですが、会話の録音は証拠になります。
ワンクリック詐欺とは?その目的は?
ワンクリック詐欺は、その名の通りメール、またはウェブページに記載されたURLをたった一度クリックしただけで、選択の余地もなく突然「契約完了」と言った画面を表示させ同時に利用料金や登録料と言った名目で多額のお金を請求してくる詐欺の事です。
ワンクリック詐欺はアダルトサイト等にアクセスし、サイト内のサムネイル画像・動画再生アイコンをクリックした時に利用者の意思を無視して強引に「契約した」事にする状態を指します。
また恐怖心を煽る工夫も凝らされていて利用者のIPアドレスを表示し、個人情報を奪ったかのように見せかけたり、身元調査を実施するといったような脅しをかけてきます。
そんな文言のメッセージに、ただただ青くなるかもしれませんが安心して下さい。
ワンクリックで契約が成立する事はありません。
また、詐欺業者がIPアドレスからあなたの個人情報を特定する事は出来ないので心配不要です。
あなたのIPアドレスを表示させる方法は、実は、やり方さえ解れば簡単に出来る事なのです。
よって、基本的に無視でやり過ごしてOKです。
無視したことであなたに更なる被害が及ぶことは有りません。(無視できないケースもありますが、こちらは後で解説します)
ですので、そこに表示されているURLをクリックしたりメルアド・電話番号を相手に教えてしまうような行動は絶対に起こしてはいけません。
ワンクリック詐欺の目的は主に2つ
一番の目的は恐怖心を煽るだけ煽いで入金させる所にありますね。
そして、もう一つは個人情報を入手する所にあります。
ワンクリック詐欺には正しく対処する必要があります。
ワンクリック詐欺の正しい対処法
恐怖心を煽られ安くない授業料だと振り込んでも、請求が、その一度で止まる保証はどこにもありません。
そして、その後も良いカモにされるのが目に見えていますので、お金を振り込んだり表示されてる連絡先へのコンタクトは取らないでください。
契約の覚えが無い方はこちらまで連絡を~的な文言を添えてくるサイトも有りますが「そうだよ!契約してないしハッキリ言ってやろう!」という勢いでクリックしてしまうと、執拗に請求を受けたりリスト化されて悪徳業者に個人情報を売り飛ばされてしまう危険性もあります。
あの手この手で記載してるURLをクリックさせようとしてきますが断固無視を貫いていただきたいと思います。
ただ、もう既に個人情報を知られてしまった・実際に料金を支払ってしまったという方は警察、若しくは国民生活センターで相談して下さい。
不当請求を無視したらいけない2つのケース
不当な請求は基本的に支払う必要あありませんし無視して問題ないのですが、例外として以下の場合は絶対に放置しないでください。
- ワンクリックウェアに感染したと思われる場合
- 裁判所から書類が届いた場合
ワンクリックウェアとは?
ワンクリックウェアの怖い所は電話番号やメールアドレスなどの個人情報を抜き取られる可能性が有る所です。
これは料金請求画面を定期的に表示させるソフトウェアなのですが、では、そもそも、このワンクリックウェハはどういった経路で侵入してくるのでしょう。
手口には以下のような物が有りますので気を付けておきましょう。
- 「お使いの動画プレイヤーは古くなっているので最新のものに更新して下さい」といった表示をしてきてインストールを実行させる
- アプリ・動画に扮してインストールを実行させる
- 「あなたのパソコンがウイルスにかんせんしました。駆除するためにこのウイルス対策をインストールしてください」と不安を煽ってインストールを実行させる
こういった手口が多いですので対策として言える事は、アダルトサイト経由で何かしらをインストールするといった事は絶対にしない事ですね。
加えて情報が少なく信頼に値しないサイトからアプリや動画・ウイルスソフト等をインストールしないことですね。
仮に既にインストールを実行してしまったという方は直ぐに正規のウイルス対策ソフト・アプリをインストールしてください。
例え身に覚えが無くても裁判所からの通知は無視してはいけません
仮に裁判所から「特別通達」と記された書類が届いたら、その通知はしっかり確認して下さい。
どうせ巧妙な詐欺だろうと決めつけず内容をよく確認して下さい。
民事訴訟は氏名と住所さえ把握できていれば誰でも起こすことが出来ます。
裁判所からの通知を無視する=不戦敗となります。
よってあなたの財産が差し押さえられる可能性もあります。
もちろん、その通知さえ裁判所を装い更なる個人情報を引き出すための罠である可能性も0ではないので書類に記されている連絡先は本物の裁判所のもので相違ないか裁判所に問い合わせて本当に自分の手続きが進められているのか確認するなどの行動が必要になります。
信頼できるネットトラブル相談サイト
いざネットトラブルに遭遇してしまったら、どこで相談すれば良いのか。
冷静に判断が出来ない中、本当に信頼して良い相談サイトにたどり着ける保証というのは無いですよね。
辿り着いた相談サイトは何をもって信頼して良い相談サイトと判断すべきなのでしょう。
相談したけど何も解決しなかった。
結局は時間の無駄だった。
時間をかけている間に事態が更に悪化していった!なんていう展開は絶対に避けましょう。
これ以上被害を拡大させない為にも遭遇したトラブルに適した相談窓口で適切なアドバイスを受けましょう。
SNSでのトラブル全般は24時間無料で相談も可能?
SNSは普及に比例してトラブルも増加していますね。
全ての人が快適に不満無く・問題なくSNSを使えるわけではない現状は残念ですね。
けれどSNS上でのトラブルに悩む人たちをサポートする体制というのは整っていて、相談は無料で且つ24時間可能です。
SNSを介して恐喝・ストーカー・嫌がらせ・詐欺などの被害に遭う方は後を絶ちません。
SNSで繋がっていて友達だと思っていた人物から突然、誹謗中傷を受けるケースも珍しくありません。
自力で解決は難しいと思いますので事態が悪化する前に自身がギリギリまで追い詰められていまう前にまずは然るべき窓口で相談しましょう。
恐喝もストーカーも誹謗中傷の被害もあなたに非が有り起こる事ではありません。
よって、自分を恥じる必要もなければ自分を責める必要も有りません。
まずは無料相談を利用してみましょう。
そして二度とトラブルに巻き込まれない為にも、どんな対策が必要なのか探っていきましょう。
ネットトラブルの相談は警察が適切?
ネットトラブルと一言で言っても、トラブルの種類は1つではありませんね。
遭ってしまった被害の種類によっては消費生活センターより警察に相談したほうが適切と言える場合も勿論あります。
SNS上の誹謗中傷の問題は警察では基本扱えないのが現状ですが、そこに脅迫めいた文言が書き込まれた場合、安全な生活が脅かされる可能性が有る場合は警察に相談しましょう。
またSNS上で接点を持った相手からストーカーされている・されそうな不安要素が有る場合も相談窓口は警察で良いのですが。
この際110番に掛けるのではなく「#9110」を利用してく下さい。
110番は特に緊急性が高い時に利用される番号ですので、身に差し迫った危険が無いと言う時は「#9110」(警察相談専用電話)を利用しましょう。
#9110に相談の電話を掛けると相談業務のプロ、警察安全相談員が悩みを解消するべく適切な助言・指導をしてくれます。
また必要に応じて法テラス・消費生活センター・女性相談所等の最も適切な専門機関へ引継ぎもしてもらえますので、どこに相談すべきか判らないという方はまずは#9110にコールして然るべき専門機関を紹介してもらいましょう。
子どもも安心して無料で利用できる相談窓口が有ります。
ネットトラブルに巻き込まれるのが大人だけとは限りませんね。
当然SNSなど利用している子どもも誰かに相談したい悩みを抱える可能性が有りますね。
SNS上・LINEで仲間外れにされたり悪口を書き込まれるなどの「いじめ」にあったら自分の命を自分で終わらせるような事をしてしまう前にまずは相談してほしいと思います。
18歳までの子供が対象となる「チャイルドライン」という無料の相談窓口がありますので利用してみませんか?
携帯・公衆電話から無料で利用できます。
※公衆電話の場合、最初にお金を入れる必要がありますが、通話を終えて受話器を戻せば、最初に入れたお金は戻ってきます。
電話での相談に抵抗が有る場合はチャットでも無料で相談できます。
電話で相談したい場合は月曜日~土曜日の午後4時~午後9時までの間に掛けるとつながります。
但し年末年始(12/29~1/3)は相談の受付をお休みしていますので気を付けましょう。
そんな「チャイルドライン」について、もう少し詳しく見ていきましょう。
チャイルドラインは勇気を出して電話相談・チャット相談を利用してくれた人に対して命令したり意見を押し付けたり、お説教をしたりしません。
どうするのが一番良いのか一緒に考えます。
電話は「受け手」と呼ばれる全国で2,000人以上いるボランティアの大人の誰かに繋がります。
そんなチャイルドラインが子どもたちに約束している事が有ります。
それは次の4点です。
- 秘密は絶対に守る
- 名前を名乗らなくて良い
- どんな事でも一緒に考える
- 電話を切りたくなったら切って良い
電話が繋がったら、まず名前も学校名も学年も連絡先も言わなくて大丈夫です。
チャイルドライン上で相談したことを、あなたの許可なくあなたの保護者や学校の先生・周りの人に話したりする事はありませんので、あなたの秘密は絶対に守られます。
自分の悩みなんて小さいことかもしれないし、こんなことで電話したら迷惑かもしれない。
なんて思う必要は有りません。
あなたのペースで悩みを打ち明けてみましょう。
チャイルドラインQ&A


特に4時~6時はつながりにくくなるので時間を空けてもう一度掛けなおしてみましょう。
※IP電話(050で始まる番号)ではつながりません。


ネットトラブルに遭ったら無料電話相談を利用して一歩前に進もう
ネットトラブルに遭う可能性は誰にでもあります。
例え何らかのトラブルに巻き込まれたとしても、もちろん、これからも快適にネットを利用し続ける権利があなたにはあります。
その第一歩としてまず無料電話相談を利用してみませんか。
例えば「出会い系サイト」「アプリ」等で結構の額のポイント課金を行っている方は特に気を付けて頂きたいですね。
そのやり取り、騙されている可能性は完全に否定できますか?
課金等を行っているにもかかわらず未だに番号の交換もできないし出会えてもいないという方は相談料・着手金無料の法律事務所の扉を叩いてみませんか?
色んな法律事務所が有って、どこなら安心して頼れるのか持ち合わせている情報が少ないという方は是非、弥栄法律事務所の詳細を確認して見て欲しいと思います。
謳ってる通り相談も着手金も無料ですので安心して頂ければと思います。